制作がうまくいかない、喉が疲れた、アイデアが枯渇した。 そうやって自分を納得させ、今日の作業を切り上げようとしていませんか。
もしそうなら、あなたは自分の才能を自ら殺しています。
今あなたが感じている「限界」は、事実ではありません。あなたの脳が勝手に作り出した、ただの**「幻影」**です。
今回は、読者の脳内にある安全装置を無理やり解除させるような、強烈なメッセージをお届けします。
限界を決めているのは「体」ではない
「心理的限界説(サイコバイオロジカルモデル)」という理論を知っていますか。
人間の脳は、体が実際に壊れるずっと手前で、「これ以上は危険だ」という偽のシグナルを送ります。これが疲労感の正体です。つまり、車のスピードリミッターと同じで、本当はもっとスピードが出るのに、脳が勝手にブレーキを踏んでいるだけなのです。
あなたが「もう無理だ」と感じた瞬間。実はそこには、まだ3割以上の余力が残されています。 残りの余力を使い切らずに、アーティストとして突き抜けられるはずがありません。
「もう無理」は、ただの「開始合図」だ
多くのアーティストは、脳のブレーキに従って足を止めます。だから、その他大勢で終わるのです。 今日から認識を変えてください。
「もう書けない」「もう声が出ない」と思った瞬間こそが、本当のトレーニングの**「開始合図」**です。そこまでは、ただの準備運動に過ぎません。
脳が悲鳴を上げ始めてからが、勝負の時間です。
- あとワンテイク、納得いくまで録り直す
- あと一行、血を吐く思いで歌詞を絞り出す
- あと一時間、睡魔と戦いながらミックスを詰める
その苦痛の先にある「向こう側」にしか、傑作は落ちていません。
リミッターを外した景色を見に行け
12月、世間が休息に向かうこの時期こそ、あなたのリミッターを解除する絶好の機会です。 体力ではありません。覚悟を燃料にしてください。
自分自身で課していた枷を外し、限界の一歩先へ踏み込んだ時、あなたは初めて「もう一段上の自分」に出会います。その時、あなたの音楽は化けます。
安全圏で守りに入った作品など、誰も聴きたくありません。 ギリギリの状態でこそ鳴らせる音を、今年中に刻み込んでください。
自分の限界を、自分で決めるな。 さあ、ブレーキを壊して、スタジオに向かってください。

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