その「やる気」、正しく使えていますか?

4月も折り返し地点を迎えました。 新しい季節の勢いに乗って、制作への意欲が溢れている時期ではないでしょうか。

今、あなたが感じている「何かを作りたい」という熱い気持ち。それは素晴らしい才能ですが、同時にとてもデリケートなものです。

プロとして長く歩んでいくために、そのエネルギーの「正しい使い道」について、少しだけお話しさせてください。

やる気は、いつか底を突く「資源」である

残念ながら、今の高いモチベーションは永遠には続きません。

心理学的に見れば、やる気とは特定の時期にだけ訪れる「期間限定のブースト状態」のようなもの。ガソリンと同じで、走れば走るほど消費され、いつかは補給が必要な時期がやってきます。

だからこそ、今のあなたにとって大切なのは、がむしゃらに動いてエネルギーを浪費することではありません。その貴重な資源を、自分の音楽の「核」となる部分に集中して投下することではないでしょうか。

「量産」よりも「軸」を作る時期

やる気が充実している時は、つい何曲も一気に形にしたくなりますよね。

でも、今この瞬間に優先すべきは、曲数を増やすことよりも「自分はどの方向に進むのか」という揺るぎない軸を打ち立てることです。

10曲の平均的なデモを作るよりも、あなたのアイデンティティを象徴する「究極の1曲」のクオリティを極限まで突き詰めてみる。あるいは、今後1年の活動を支えるようなコンセプトを固める。

そうした「思考の体力」が必要な作業こそ、気力が満ち溢れている今のうちに終わらせておくべきです。

未来の自分を救うための「方向付け」

今のうちに自分の音楽の地図をはっきりと描いておけば、いつか波が引いて、やる気が落ちてしまった時でも、迷わずに歩みを進められるはず。

作る作業に没頭するのも良いですが、一歩引いて「自分にしか鳴らせない音は何か」を決める作業に、その熱量を使ってみてください。

当サイトで手に入れたトラックに、どんな魂を込めるのか。 その「方向性」が決まった時、あなたの歌はさらに強い説得力を持ち始めます。

未来の自分へ、最高のパスを送るつもりで。 今日という日のエネルギーを、あなたの「軸」のために使ってあげてくださいね。

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