「やらなきゃ」を「もっとやりたい」へ！”主充足モデル”で努力を快感に変える方法

音楽活動って、本当に楽しいことばかりじゃないですよね。「練習しなきゃ」「SNS更新しなきゃ」「曲作らなきゃ」と思っても、なかなかやる気が続かない…そんな経験、誰にでもあると思います。 でも実は、努力を”苦痛”じゃなく”快感”に変える方法があるんです。それが 「主体的充足モデル」 という考え方。これを知れば、「やらなきゃ」が「もっとやりたい」に変わるかもしれません。

なぜ努力は苦痛になるのか？

人間の脳は「楽しい」と思うことを繰り返したくなる性質があります。つまり、努力が楽しくなれば、継続するのは簡単なんです。 では、なぜ努力が苦痛になるのでしょうか？理由は主に2つあります。

1. 「自分で選んでやっている感覚」がない 「やらされている」と感じると、脳のドーパミン（快楽物質）が出にくくなります。だから、レーベルやファンに求められる曲を作るよりも、「自分が本当に作りたい音楽」にフォーカスすることが大切です。
2. 「評価の基準」を外部に委ねすぎている フォロワー数や再生回数だけをモチベーションにすると、結果が出ないときに燃え尽きてしまいます。逆に「昨日より良いメロディが作れた」「自分の中で納得のいく曲ができた」という “自分基準” で評価すると、自然と続けられるものです。

主体的充足モデル：努力を楽しくする4つのポイント

この「主体的充足モデル」では、以下の4つを意識すると、努力が快感に変わります。

① 自分で行動を選ぶ意識を持つ → 「今日はボイトレしなきゃ」ではなく、「この曲の高音を気持ちよく出せるように練習しよう」と考える。

② 課題を楽しく再構築する → 歌詞作りが苦手なら「カフェで好きな音楽を聴きながらやる」「友達とフリースタイルで遊ぶ」など、環境ややり方を変えてみる。

③ 自分の評価基準を作る → 「Spotifyの再生回数を気にしすぎる」のではなく、「1週間で3曲のアイデアを形にする」といった、自分で決めた基準で達成感を得る。

④ 失敗を”次の工夫”に変える → 「ライブで思うように歌えなかった……」ではなく、「次のライブでどんな工夫をすればもっと楽しめる？」と考える。

具体例：楽曲制作で「主体的充足モデル」を実践！

楽曲制作の過程を例に、このモデルを当てはめてみましょう。

① 自分で行動を選ぶ意識を持つ

• 「良い曲を作らなきゃ」ではなく、「このテーマで聴く人の心を揺さぶる曲を作りたい」と考える。
• 「売れる曲を作らなきゃ」ではなく、「自分が本当に表現したい音楽を追求しよう」と考える。

② 課題を楽しく再構築する

• アイディアが浮かばない時は、好きな音楽を聴いたり、自然の中を散歩したり、他のアーティストの作品に触れたりして、気分転換をする。
• 歌詞が書けない時は、テーマを決めてから書き始めるのではなく、自由に言葉を並べて、そこからストーリーを紡ぎ出す。
• ジャンルに囚われず様々なトラックを試聴し、そこから作品の着想やアイディアを受け取る。

③ 自分の評価基準を作る

• 「チャートインを目指す」のではなく、「この曲で伝えたいメッセージを表現できた」という達成感を得る。
• 「フォロワーを増やす」のではなく、「自分の音楽を必要としてくれる人に届けられた」という実感を得る。
• 「クオリティの高い作品を完成させる」という目標を立て、達成感を味わう。

④ 失敗を”次の工夫”に変える

• 作った曲がイメージと違った時は、「次はどんな要素を取り入れたら理想の曲に近づけるか」と考える。
• 歌詞がうまく書けなかった時は、「別の表現方法や視点を取り入れてみよう」と試行錯誤する。
• 完成した作品に満足できなかった時は、「次回の制作に向けて、改善点や課題を見つける」という視点を持つ。

最後に

「主体的充足モデル」は、音楽活動だけでなく、人生のあらゆる場面で応用できる考え方です。ぜひこのモデルを意識して、努力を”快感”に変え、あなたの音楽活動をさらに充実させてください！