【あなたはどっち？】成功するアーティストが知っている「コミットメントの法則」

今日は、あなたの音楽活動を加速させる、ちょっと心理学的なお話をしたいと思います。

突然ですが、こんな経験はありませんか？

もし、このような経験があるなら、もしかすると「コミットメントと一貫性の原理」を十分に活用できていないのかもしれません。

心理学者ロバート・チャルディーニの著書「影響力の武器」でも紹介されているこの原理は、人は一度何かに投資すると、その投資を正当化するためにさらにコミット（積極的に関わる）する傾向があることを示しています。つまり、人は自分の行動や決断に一貫性を持たせようとする心理が働くのです。

この原理は、音楽活動においても非常に重要です。例えば、

これらの行動は、単なる出費ではありません。「自分は音楽で成功するんだ」という未来に対するコミットメントの表れなのです。

コミットメントは、あなたの行動力を高めます。

例えば、質の高いビートに投資した場合、「せっかくお金を払ったんだから、良い曲を作らなければ！」という気持ちが芽生え、より一層努力するようになるでしょう。

また、ライブのチケットを先行予約した場合、「ライブに向けて練習を頑張ろう！」というモチベーションが湧き上がり、計画的に練習を進めることができるでしょう。

コミットメントの効果を最大限に引き出すためには、以下の点を意識することが重要です。

目標を明確にする 「いつまでに、どのようなレベルの音楽を作りたいか」「どのようなアーティストになりたいか」目標を具体的にすることで、コミットメントする対象が明確になります。
公言する 「〇月〇日までに新曲をリリースする」「〇〇ライブに出演する」周りの人に目標を公言することで、後戻りできなくなり、コミットメントが強化されます。
小さなことから始める 「毎日1時間楽器を練習する」「週に1曲デモ音源（※デモ音源：完成前の仮録音された音源のこと）を作る」大きな目標にいきなり挑戦するのではなく、小さなことから始め、徐々にレベルアップしていくことで、着実にコミットメントを積み重ねることができます。